鏡に映る悲しい少女が
用心深く私を見るが話そうとしない
台所に灰色のモンスターが
すべてを壊し 叫ぶのをやめない
私は手を首に当て
それが微妙に息をしにくくする
包帯で目をおおわれている
恐怖の匂いがする 近づいている
ロープの結び目を持っている
それが私の歌う声を悪くする
私をしばりつける罪がある
それが肩にのしかかり歩きにくい
でも私は壁の紫のドアを引いた
そこに入れば自由になる
船の帆をたたんで
ここから遠い緑の草原で目覚めた
私は走り叫び笑った
何をしたくないかわかっている 今私は安全だ
しぼんだ花
場所がなくて育たない木
私に課された罰
私を通り過ぎ無視する言葉
私は体中しばられている
手はあかぎれだらけ 肌はしわだらけ
幽霊が首元で話している
傷がまた開き私は血を流す
私ののどでヒワが飛ぶ
鍵をかけて振り返らないようにしなくては
だから私はドアを開ける・・・